15. 騒音・振動について

賃貸必携ガイドブック

15 . 騒音・振動について

共同住宅の種類は大きく分けて、木造・(軽量)鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造があります。
ある程度の音は「生活音」として許容しなくてはなりませんが、構造によっては音がよく通る場合もあります。

騒音や振動に対する苦情ワースト5

  • 物を落とす音・跳びはねる音(床衝撃・振動など)
  • 話し声・振動・泣き声
    (電話の話し声・子供の走る音・赤ん坊の夜泣きなど)
  • 風呂・台所・トイレ・洗濯等の給排水の音(深夜使用時)
  • ドアや窓の開閉音
  • テレビ・ラジオの音(早朝・深夜)

気をつけていただきたい生活音

  • 足音は静かに。
  • 玄関ドアの開け閉め、階段の上り下りは静かに。
  • 来訪者との話し声は控えめに。
  • テレビやオーディオのボリュームは控えめに。
  • 深夜や早朝の洗濯機、掃除機の使用は控える。
  • 深夜の楽器の使用は控える。
  • 目覚まし時計の音量を控える。
  • 長期外出中には目覚まし時計の設定を解除しておく。

騒音トラブルの参考事例

隣人または階下の入居者より、「騒音や振動がうるさくて生活できない」と管理会社またはオーナー様に相談があった場合。

1オーナー様の対策

オーナー様は、騒音発生者を注意し、改善する様に促します。それでも改善されない場合、騒音発生者の賃貸借契約を解除する場合があります。

2被害の程度はどのようにして判断するの?

  • 現地に出向き、受忍範囲か否かの調査をします。
  • 音量や音の種類を計測します。
  • 出来るだけ複数で調査し、主観を交えず判断します。
  • 騒音についての判断は、一律の基準を設けづらく大変難しいです。

3騒音発生者の責任は?

騒音の改善がなされない場合、騒音発生者はオーナー様や騒音被害者より、損害賠償を請求される場合があります。

騒音問題の解決方法とその注意点

隣人や階下の入居者とのコミュニケーション形成は大事な要素の一つです。コミュニケーション不足を解消するには、「おはようございます」「こんにちは」「こんばんは」といった挨拶を交わすことが大切です。また、騒音発生者に対して、直接苦情を申し立てるのは避けましょう。必ずオーナー様や管理会社に相談するようにしてください。